はあ・・・。やれやれ。

昨日次男が下宿に戻り、家は元通りの3人家族にもどりました。ほんとにお正月が終わったなあという若干の疲労感と虚脱感。普段の生活が始まります。そして、仕事に追われる日々がまた続くことに。

この3連休は何かと忙しかった。7日日曜日、大阪に大竹しのぶの舞台を見に行った。昔からあののほほんとした雰囲気が好きで、超有名女優だし、舞台の内容も知らずにチケット申し込み楽しみにしていた。お正月は、京都とかに歌舞伎を見たりミュージカルを見たり年に1回の演劇をここ数年楽しんでいる。会場に着いて、いったいどんな舞台なんだろうと検索してみると、精神を破綻していく女性の話と知って、(うちは精神破綻なんて人ごとでないだけに)ずしりと重い感情が沸き上がり、「もっとお正月らしい楽しいのにしてよ~」と心の中で叫んでいた。悲しい話、つらい話はもうたくさんだ。でも、舞台が始まるともう、入り込んでしまった。大竹しのぶの超長い、多いセリフを息もつかずつらつらと語る姿。大女優と言われる魅力を目の当たりにしたという感じだ。しゃべり方は特に演技しているという大げさな感じは受けなくて普段の大竹さんの延長の雰囲気だったがそれがなぜかしらぐいぐい引き込まれる。大げさでないけれど、セリフ一つ一つへの感情移入がしっかりあって、すべてのセリフが輝いている感じがした。うなずき一つでも、しっかり生きている。間も素人の私が言うのもおこがましいが、「う~ん、その間、ばっちり!!!」と心の中で感嘆する場面も2度や3度でない。3時間、飽きることがなかった。どんどん、吸い込まれていった。内容は、人間愛とか思いやりとか「ああ~いいお話でした、」というものではなかったが、見終わったら感動で涙が出てきた。プロを見せていただいたという感じ。最初の思いはふきとび、「お正月からいいもの見せてもらったなあ」と大満足で会場を出た。

8日の祝日、4人の仲間とミニコンサートをすることになっていて、その練習があった。その一人、Mさんは、がんと闘っている。もう7年くらいか・・。その子どもさんが成人を迎え、今度の土曜日に祝う会が催される。4年ほど前、再発がわかったとき、抗がん剤の苦しさを訴えられ、どういう治療をするか悩まれていた。わたしはつねずね、抗がん剤治療には否定的なので、無理しないように伝え、人の命はだれだって明日あるかはわからないよ・・なんて話したことを覚えている。その時に、子どもさんが高校卒業するまで、せめて成人になるまでは生きていたいと話されたことを記憶している。それからMさんは積極的な治療を選択され、今でも抗がん剤を受けながら頑張っておられる。1年ほど前に、子どもさんの成人を祝う時に、楽器演奏しない?と持ち掛けた。Mさんは中学でブラスバンドをされていて、今でも子どもさんを集めての楽団(?)に参加されている音楽好き。私は何とかフルートが形になってきたかなあということで、二十歳までは・・・と言われていたことが忘れられず、Mさんの励みにでもなればという思いで話を持ち掛けたのだ。Mさんのつてで4人が集まり、ディズニーやジブリの曲を演奏することに。昨日のMさんのリコーダー演奏、素晴らしかった。思い入れのあるある曲がとてもうまくて素晴らしかった。こっちが励ますどころかほんとに励まされる。人にはいろんな生き方があるものだと胸が熱くなる。成人を祝う会の演奏会、いいストーリーが味わえた。あとは本番。へったくそなフルートで足を引っ張らないようにしなければ。神様、見守ってください。