姉ちゃん

うちの姉ちゃんが死にたいと言って泣く・・・・・。生きてても仕方がないという。せっかく生まれてきたのに、ただただ、楽しく生きてほしいと思う。こんな親のところに生まれたことは申し訳ない気持ちだ。もっと子どものこと手をかけてあげればと後悔ばかりだが今になっては何とも仕方がない。私なりに一緒に笑い一緒に何かをしながら姉ちゃんの自信につながればと思うが、20年間の苦しみはそう簡単には癒されない。

何かの目的があればぐっと力を発揮する姉ちゃん。他人には気を使ってよく気が付く姉ちゃん。弟が帰ってくるとご飯を用意してくれる姉ちゃん。鳥や猫のお世話をしっかりして長生きさせる姉ちゃん。おもろい突込みにキレがある姉ちゃん。絵がうまい姉ちゃん。その絵はとっても、何とも言えない暖かさをかもしだす姉ちゃん。料理がうまい姉ちゃん。ピザでもパンでもひょいひょいと作ってしまう姉ちゃん。帰りが遅いとおばあちゃんの部屋の電気をつけてくれる姉ちゃん。親戚が来た時に車を出して送ってくれる姉ちゃん。なんやかやとお母さんを心配してくれる姉ちゃん。それで十分だ。それで毎日自分のことしてゆっくりした時間の流れで生きてくれたらいいと思う。ただ、姉ちゃんは泣く。道端で誰かが泣いていたらどうしたん、と声かけるように、やっぱりほっておけない。自分の気持ちを表に出しているのかなと思うけれど、ほっておくほうがいいのかとも思うけれど、わーわー泣いてたらほっとけん。さわらんといてと言われてもどうしたらいいのか・・。悩むのなんかあたりまえ、それが人間を成長させる、とか力を抜いてみよう、とかものの本には書いてあるけれど、そんなこと十分わかっているはず。でも、とにかく苦しんでる。そのことがつらくなる。何か、仕事があれば気の張りになるのでは、と思ったりするが、そこは凡人の考えだ。姉ちゃんはもっと違う次元で苦しんでいる。それがなんなのかぼんくら母ちゃんには理解できずまた、落ち込ませてしまう。すまない。心のひだ、という言葉があるけれど、そのひだに暖かい潤いをなんとか送りたいと思うが、いつも藪蛇だ。

自分が好きになれればまた、違ったことができるかもしれないと姉ちゃんは言う。ほんとにそうだと思う。冷静に冷静に今までの自分を分析して頑張っている。よくここまでいろいろ考えて整理してくれたなあと思う。

姉ちゃんのこと書いてごめんなさい。でも、書いておきたかったんです。