クリスマスの思い出

街がクリスマスでにぎやかになってきました。かわいい、サンタの置物などが店頭に並んでいます。今年はなんだかクリスマスグッズを買いたくなりました。不思議です。なぜかって・・・。

家は浄土真宗です。親鸞さん。そんな家庭は多いと思うのですが、夫の両親は生粋の(?)真宗派。実家も浄土真宗ですが、神棚もありましたし、寺は寺、神さんは神さん、と適当な宗教でした。嫁ぎ先は、神棚もなく、親鸞さん以外は受け付けない、という考えでした。これは、真宗の教えが迷信やゲン担ぎなどもってのほか、念仏のみを信じなさい、という教えなので当然なのですが、何につけてもお寺を大事にされていました。そんな影響で、クリスマスは家にはなかったのです。幸いにも(?)長女が12月の28日に生まれてきたので、誕生日がクリスマスと便乗したお祝い日になって、クリスマスがなくてもお祝い雰囲気はありました。

七五三に着物きせていきたいと言ったら、「ほんなもん、いかんでええ」と言われました。お義父さんも悪いと思ったのか、「行くんやったら寺(もちろん地元の)に行ってまいらしてもらえ」と後付で言われましたが、「なんで寺みたいいかんならんの、近くに〇〇大社という有名な神社があるのに。」と、まあ、うちに七五三という行事は封印されました。

「交通安全祈願に行った帰りに事故にあいようるがな」とお義父さん。その通りでございます。でも人並みに着物来て写真撮りたかったよ・・・。

キリスト教のクリスマスもうちでは肩身の狭い日となっていました。一応枕元にプレゼント置いたりしましたがプレゼントもおもちゃじゃなくてとにかく実用的なものを渡していました。流行っていたゲームもサンタじゃなくて親として買っていました。

親として心苦しい思い出が一つあります。ゲームが大好きだった長男、窓の外に手を合わせてサンタに「ゲームをください」とほんとに心から願っていました。ところが、次の日にあったのはウルトラマンのトレーナー。そして、それを買いもので買っていたところを見られていたのです。

こんなんいらん、お母さんが買ったんやんかと長男は怒りました。「ええやんか、かわいいやん」となだめたことは覚えていますが、その後どうなったか、もう、昔のことで忘れました。でも、あの部屋のあの場所で、両手を組んで祈っている姿ははっきり覚えています。悪いことしました。子どもの夢をばっさりつぶしてしまったのです。

先日若いお母さん方と地域の掃除で一緒になることがあり、クリスマスプレゼントの話でした。子どもたちはトイザラスの冊子になった広告を見て、サンタさんに頼むおもちゃを考えているそうです。仮面ライダーの武器や、プリキュアのなりきりセットなど・・・。職場の人は、子どもがサンタさんが入れないとあかんからと窓を開けて寝るので、寝てから窓閉めて、起きる前に窓開けてと大変・・・と言われていたり、サンタはいろんなところで夢を与えています。

変身ベルトやかわいいおもちゃ。わたしの世代は、そんなおもちゃがもらえる状況でなかったので、私自身がおもちゃが与える子どもの夢というものにむとんちゃくだったというのもあって、うちのクリスマスは、今から思えばいい思い出はまったくありません。

ひとつ、いい思い出を思い出しました。若いときはよくスキーに行きました。その時ちょうどクリスマスで、スキー場の宿泊施設でケーキを買って、保育園児だった次男が保育園で習った「もみのき」を歌ったことがあります。幸せを感じたひと時でした。

ごめんね、子どもたち・・・。サンタの夢を与えることができなくて・・・。懺悔。

今からでも、クリスマスを楽しむってことに挑戦しようかな。